絵の具の茶色を作る黄金比率!三原色と補色で濁らせないプロの混色術

絵の具の茶色を作る黄金比率!三原色と補色で濁らせないプロの混色術

絵の具の茶色を作る黄金比率!三原色と補色で濁らせないプロの混色術の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

絵の具初心者が最も陥りやすい罠が、「茶色を暗くしたいから」「濃い茶色にしたいから」といって安易に黒絵の具(カーボンブラック等)を混ぜてしまうことです。

黒絵の具は光を極端に吸収する強力な単一顔料で作られているため、他の有彩色と混ぜると一瞬で鮮やかさ(彩度)を完全に破壊します。茶色に黒を足すと、深みのある焦げ茶色になるのではなく、生気のない「くすんだ薄汚いグレー」へと変質してしまいます。美術大学やプロのアトリエ現場で「影や暗部に安易に黒を使うな」と指導されるのはこのためです。

💡 黒を使わずに「理想の焦げ茶色」を作るプロの技法:

茶色を濃く・暗くしたいときは、黒の代わりにウルトラマリン(群青色)やプルシアンブルー(紺色)、あるいはビリジアン(深緑)を投入します。寒色系の深みのある有彩色を加えることで、画面全体の透明感と発色の深みを保ったまま、重厚で引き締まった焦げ茶色を作り出せます。

また、色を明るくしたい場合にも注意が必要です。白絵の具を多量に混ぜると、色は明るくなりますが同時に「白濁(チョーキー化)」が起き、重たくマットなパステル調に変化します。透明感を残したまま明るい茶色を作りたい場合は、白ではなく「黄色(レモンイエローやイエローオーカー)」を足して明度を上げるのが正解です。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。