店内に一歩足を踏み入れた後も、勝率を左右する重要な分岐点が存在する。席選びにおいては、対面型のボックス席よりも、自然と視線が斜めに交わるL字型の角席や、隣り合って座るカウンター席を指名するのが鉄則だ。横並びのレイアウトは余計な圧迫感を消し去り、リラックスした心理状態を生み出す。
また、最低限押さえておくべきスマートなマナーも頭に入れておきたい。シャリを崩すような過剰な醤油づけやネタだけの残し方は、せっかくの雰囲気を台無しにする。ガリを適度につまんで口直しを挟むタイミングや、温かい粉末茶を淹れる際のさりげない気配りなど、自然体でありつつ配慮の行き届いた立ち振る舞いを見せることで、「大人の余裕」を相手に鮮明に印象付けられるはずだ。