『ファイアレッド』のプレイ画面上で捕獲、あるいは通信交換で引き取ったデオキシスは、即座に尖鋭的な「アタックフォルム」へとその姿を変貌させる。その種族値配分は、まさに攻撃への完全特化。こうげき180、とくこう180という異次元の数値は、同作に登場する全ポケモンの中でも群を抜いていた。
素早さ種族値も150と圧倒的で、相手が行動する前に一撃で葬り去る超攻撃的スタイルを確立。しかしその代償として、ぼうぎょ・とくぼうの種族値はわずか20にまで急降下する。「攻撃を受ける=即ひんし」という極端すぎる紙耐久は、対戦シーンに独特の緊張感をもたらした。同時期の『リーフグリーン』で見られた要塞のごとき「ディフェンスフォルム」とは、あまりにも鮮やかな対比をなしていたのだ。