なぜこれほどまでに注目され、支持を集めてきたのか。その経緯解説として不可欠なのが、ザンビアなどの開発途上国における雇用創出モデルだ。バナナは実を収穫すると茎を切り倒さなければ次の実が実らない特性を持つ。従来は放置され腐敗するだけだったこの茎から丈夫な繊維を採取し、紙(paper)の原料として買い取る仕組みが構築された。
このビジネスモデルは貧困地域の生活水準向上に直接寄与し、教育や医療へのアクセスを改善した功績が高く評価された。しかし、規模が拡大するにつれて現地労働者の賃金還元率や作業現場の安全管理を巡り、一部の調査機関から改善勧告が出されるなど、成長の痛みに直面している。