効率化を極限まで追求する現代の飲食業界において、丸亀製麺のやり方は一見すると時代逆行のようにも思える。すべての店舗に製麺機を置き、粉からうどんを作っているのだ。この「非効率の極み」とも言えるこだわりを支えているのが、本社が主導する「麺職人制度」である。
厳しい実技試験をクリアした者だけが名乗ることを許される麺職人。本社は彼らの技術を標準化し、かつモチベーションを維持するための独自のカリキュラムを開発した。職人の技をデジタルでマニュアル化しつつも、最後は「人の手」による感覚を重んじる。この絶妙な塩梅が、世界中でブレないクオリティを生み出す源泉となっている。