時透無一郎というキャラクターの最大の特徴は、その「掴みどころのなさ」にある。ぼんやりとした虚無の表情から、記憶を取り戻した後の凛とした眼差しへの変化。この劇的な内面の成長が、絵師たちの創作意欲を激しく刺激する。あるイラストレーターは「彼の髪のグラデーションや、風に舞う隊服の表現は、描く人によって全く異なる表情を見せる。それが描いていて一番面白い部分だ」と語る。
黒からエメラルドグリーンへと変化する美しい髪、そして華奢な体躯に合わない巨大な日輪刀。これらの視覚的コントラストが、一枚の絵の中でドラマを生み出す。静と動が同居する彼の佇まいは、キャンバスの上で無限の可能性を広げている。