多くの視聴者が「二度と見たくない、でも忘れられない」と口を揃えるのが、あの救いのない結末だ。ハッピーエンドの兆しすら見せない徹底的なダーク展開は、近年のテレビドラマでは極めて稀有な部類に入る。ネタバレを避けるため詳細は伏せるが、最後に提示される「ある真実」と、それに続く冷徹な幕切れは、人間の本性の底知れなさを物語っている。
救済のないバッドエンドは、視聴者に強いカタルシスを与える代わりに、深い余韻と自己問いかけを残す。私たちは本当に、大切な人のために自分を犠牲にできるのか。そして、もし目の前に「若返るチャンス」が転がってきたら、他者を踏み台にしてでもそれを掴まないと言い切れるだろうか。画面が暗転した後に映り込む自分自身の顔に、思わず問いかけたくなるような仕掛けがそこにはある。