2015年1月、東京都港区の工事現場で、一人の男性が転落死しているのが発見された。男性は秋吉久美子の長男(当時35歳)。第一報が流れた瞬間、日本中に激震が走った。深夜、不審者として追われていたという情報や、フェンスを乗り越えようとして誤って転落したという状況が次々と報じられ、世間は一気に騒然となった。
警察は事件性はないと判断し、不慮の事故として処理した。しかし、なぜ彼がその時間、その場所にいたのかという根本的な疑問は、完全には解消されないままだった。冷たいコンクリートの上で息を引き取った息子の姿を前に、母である秋吉が受けた精神的ショックは計り知れない。