2026年現在、若者のトレンドの発信源は完全にショート動画プラットフォームに移行している。ここで重要なのは、テキストではなく「音」によるコミュニケーションだ。韓国のクリエイターが発信する動画のBGMや音声が、翻訳されることなくそのまま日本ユーザーの耳に届く。
テロップで「かわいい」と書かれるよりも、動画の音声として「キヨウォ」と発音される方が、視聴者の脳裏に強く残る。若者たちは文法的な背景を知る前に、まず「音」としてこの言葉をインプットし、自らの発話としてアウトプットし始めた。意味を理解して学ぶ外国語ではなく、感覚的にコピーする「音のトレンド」として浸透した点が、これまでの語学学習ブームとは根本的に異なる。