打つ手なしに見えるこの状況に対し、テクノロジーを用いた新たなアプローチが始まっている。2026年現在、注目を集めているのがAI画像解析とドローンを組み合わせた早期発見システムだ。肉眼では見落としがちな初期の微小な病斑を、ドローンに搭載したマルチスペクトルカメラが検知する。
ピンポイントで発生箇所を特定できれば、農薬の散布量を最小限に抑えつつ、感染の拡大を水際で食い止めることが可能になる。これまでの「発生してから全体に薬を撒く」という対処療法から、「発生を予測し、局所的に叩く」という予防医療的なアプローチへの転換が進んでいる。