一方で、自らの口元の麻痺や顎の歪みについて、包み隠さず発信する著名人も増えている。過労や強いストレスが原因で発症するベル麻痺(顔面神経麻痺)や、激しい痛みを伴う顎関節症、あるいは噛み合わせ治療のプロセスなどを自らSNSで開示する動きだ。
こうした当事者の告白は、完璧なビジュアルを求められがちな芸能界において、心身のSOS信号を隠さず届ける大きな一歩となっている。「顔の歪み」を単なる容姿の衰えとして叩くのではなく、過密日程や体調不良を伝える重要なサインとして捉え直す視点が、今のメディア消費者に求められている。