中古車情報サイトを開くと、ある異変に気づく。クラシックミニ、特に「赤のボディに白のルーフ」という仕様の個体が、ここ数年で驚くほどの高値で取引されているのだ。状態の良い個体であれば、かつての相場の倍近い価格がついていることも珍しくない。
このブームを牽引しているのは、30代から40代のリアルタイム世代だけではない。SNSで「エモい」写真を投稿したい20代の若者たちも、この争奪戦に参入している。デジタルネイティブな彼らにとって、マニュアルシフトをガチャガチャと操り、重いステアリングを力いっぱい回すクラシックミニの運転は、新鮮極まりない体験なのだ。