日本のポテトチップス史を紐解くと、常にその中心にいたのが湖池屋です。創業者の小池和夫氏が1962年、日本で初めてポテトチップスの量産化に成功し、全国発売を開始しました。これが今なお愛され続けるロングセラー「湖池屋ポテトチップスのり塩」の誕生です。
当時、アメリカ発祥のおつまみとして一部のバーなどでしか食べられなかったポテトチップスを、「日本人の舌に合う日常のお菓子にしたい」という情熱から開発がスタートしました。試行錯誤の末に行き着いたのが、風味豊かな青のり、あおさ、そして味を引き締める唐辛子の組み合わせでした。この独自の黄金比こそが、日本におけるポテトチップスの原点となったのです。
カルビーがポテトチップス市場に参入したのは1975年であり、量産化の歴史においては湖池屋が10年以上先行していました。「元祖」としての誇りと伝統を受け継ぎながら、時代に合わせて塩分バランスや海苔の配合を現代向けに微調整し続けているからこそ、世代を超えて愛される国民的ブランドの地位を保ち続けています。