北米へのビジネス出張や観光を予定している日本人にとっても、現地情勢は緊迫の度を増している。バンクーバーをはじめとする主要都市の空港では、煙による視界不良を理由とした発着遅延や便のキャンセルが相次ぐ。上空を漂う微小粒子状物質(PM2.5)の濃度は、航空機の安全運航基準を容易に超えてしまうためだ。
現地滞在中の日本人からは、喉の痛みや目のかすみを訴える声が上がっている。外務省はカナダの一部地域に対して渡航注意喚起を発出し、現地での高機能マスク(N95)の着用や不要不急の外出自粛を要請。航空各社の猶予措置や振り替え対応の窓口には、連日多くの渡航者が詰めかけている。