実務の現場や検定試験において、単に文法的に正しい返答をするだけでは「並」の評価にとどまります。一流のビジネスパーソンや高得点合格者が無意識に実践しているのが、「即答+プラス1文(Plus-One Rule)」の技術です。
英検の2次面接(スピーキングテスト)を例にとると、面接官が採点基準としているのは「応答の内容(Content)」だけでなく、「文法・語彙の運用力(Grammar & Vocabulary)」、そして「対話姿勢(Attitude)」です。質問に対して「Two.」と単語だけで答えた場合、たとえ意図が通じていても文法運用の採点項目で満点を取ることは不可能です。
たとえば英検面接で次のように問われたとします。
面接官:"How many hours do you usually spend using the Internet every day?"(毎日インターネットを何時間使いますか?)
合格者の返答:"I usually spend about two hours a day on the Internet.Mainly, I use it to check news and study English."
(普段は1日におよそ2時間使っています。主にニュースの確認や英語学習のために利用しています)
このように、基本のSVO構文で数字を伝えた直後に、「その用途」や「理由」を1文付け加えるだけで、知性と表現力が格段に引き立ちます。
これはグローバルビジネスの商談でも全く同じです。外資系企業の採用面接やプロジェクト進捗会議でのやり取りを見てみましょう。
クライアント:"How many engineers do you have on this project?"(このプロジェクトには何名のエンジニアがいますか?)
ビジネス返答:"We currently have five engineers dedicated to this project,and we plan to assign two more by next month to accelerate the launch."
(現在、このプロジェクト専任のエンジニアが5名おります。さらにローンチを加速させるため、来月までに2名増員する予定です)
単に「Five.」と答える人と、数字の背景と今後の見通しまで簡潔に添えられる人とでは、ビジネスパートナーとしての信頼感に決定的な差が生じるのは言うまでもありません。