大手掲示板やSNS上には、ホットペッパーグルメのポイント利用に関して数多くの生々しい体験談が投稿されています。都内在住の30代会社員は、取材に対して次のように当時のやり取りを明かしました。
「期間限定ポイントの期限が迫っていたため、近所のイタリアンを予約してランチパスタ(1,100円)を注文しました。会計時に『1,000ポイント使っています』と伝えた瞬間、レジの店員があからさまにため息をつき、レシートを片手で乱暴に突き出されたのです。割引後の100円を小銭で払う際、まるで施しを求めたかのような惨めな気持ちになりました」
一方で、東京都内で個人居酒屋を経営する店主の手記や証言からは、客側からは見えない切実な経営圧迫が浮き彫りになります。
「ホットペッパーに月額数万円の掲載料を払い、さらにネット予約が入るたびに手数料を取られます。当店のような20席未満の小規模店で、金曜の夜に『1人予約で1,000ポイント利用、滞在2時間でウーロン茶1杯と枝豆だけ』といった注文をされると、売上は手数料と席の占有コストで完全にマイナスです。正規の予約システムである以上断ることはできませんが、常連客を断ってまでその席を空けていたと思うと、どうしても表情が引き攣ってしまうのが現場の本音です」
利用者は「公式に付与された権利」を行使しているに過ぎず、店舗側も「赤字を回避したい防衛本能」が働いているという、利害のすれ違いが現場の摩擦を生み出しています。