大晦日の夜、家族そろってテレビ画面を見つめる中で起きる「司会の噛み」「曲紹介のミス」「タイムスケジュールの押し」。これらはなぜ、これほどまでに視聴者の怒りや失望を買ってしまうのだろうか。
過去の放送を振り返ると、数々のヒヤリとする場面が記憶に刻まれている。代表的な例として挙げられるのが、天然かつ天真爛漫なキャラクターで親しまれる女優の綾瀬はるかが司会を務めた回だ。独特の間合いや想定外の言い間違え、曲タイトルを飛ばしかけるハプニングなどは、一部の視聴者から「ヒヤヒヤして見ていられない」「進行が滞っている」と厳しい言葉を浴びる要因となった。しかし一方で、そのハプニングこそが生放送の醍醐味であり愛らしいと感じるファンも多く、評価は真っ二つに割れた経緯がある。
秒刻みで組まれたタイムスケジュールの中で、歌手のトークを遮ってでも次の演目へ繋がなければならない。その強引なカットインや、逆に沈黙が数秒続く「間合いの事故」が、視聴者に「下手」という強烈な第一印象を残してしまうのだ。