XをはじめとするSNS上では、曲紹介における微小なタイミングのズレや、カメラワークと司会陣の目線の不一致といった瞬間が即座に切り取られ、瞬く間に拡散していった。「まるでカンペを追うのに必死に見える」「生放送ならではのグルーヴ感がない」といった冷ややかな投稿がタイムラインを覆った。
視聴者が抱いた違和感の根底にあるのは、演出の詰め込みすぎによる余白の喪失だ。近年の番組構成は情報量を極限まで詰め込む傾向があり、司会者が自分の言葉で呼吸し、出演者と自然体で対話する時間的スペースが失われている。その結果、提示されたプロンプターを消化する作業感が前面に出てしまい、視聴者には生気のない「グダグダな段取り」として映ってしまったのだ。