見た目がよく似ているホンビノス貝とハマグリですが、特徴を把握していれば店頭で見分けることは難しくありません。最大の違いは殻の厚みと表面の質感です。ハマグリの殻は滑らかで光沢があり、個体ごとに個性豊かな放射状の美しい模様が見られます。対してホンビノス貝は殻が非常に分厚く丸みを帯びており、表面には規則正しい同心円状の細かい溝(成長肋)が刻まれています。色は白から灰色、やや黒ずんだ褐色をしているのが特徴です。
味わいと食感の面でも明確な個性があります。ハマグリが上品でふくよかな香りと柔らかな身質を持つのに対し、ホンビノス貝は強い弾力とパンチのある濃厚な旨味エキスを蓄えています。噛むほどに広がるワイルドな磯の風味は、濃い味付けの料理にも負けません。
購入時の大きな決め手となるのが価格相場です。国産の天然ハマグリが1kgあたり3,000円〜5,000円以上する高級品であるのに対し、ホンビノス貝は1kgあたり800円〜1,500円前後と非常にリーズナブル。家計に優しく、日常の食卓から大人数のイベントまで気兼ねなく使えるコストパフォーマンスの高さが支持されています。