歴代グループの解散劇の中でも、芸能史の大きな転換点となったのがSMAPの解散とV6の解散です。この2組の幕引きは、対照的なプロセスを辿りました。
2016年末に突如として訪れたSMAPの空中分解は、単なるメンバー間の不仲ではなく、長年グループを育て上げたチーフマネージャーの退職に伴う事務所内部の経営権争いと派閥対立が引き金となりました。独立を巡るメンバー間の意思疎通のズレが表面化し、最終的に修復不可能な溝へと発展したのが真相です。現在、中居正広氏は個人事務所「のんびりなかい」を拠点に司会業のトップランナーとして君臨し、木村拓哉氏はSTARTO社と契約を結び俳優として第一線を走る一方、稲垣吾郎氏・草彅剛氏・香取慎吾氏の「新しい地図」は俳優・アーティストとして独自の地盤を確立しています。
対照的に、2026年11月1日に解散したV6は、「この6人でなければV6ではない」という強固な哲学のもと、全員が納得した上で迎えた円満な終止符でした。森田剛氏が役者として新たな表現に挑むため退所を申し出た際、メンバー補充やグループ継続ではなく「解散」を決断。井ノ原快彦氏、坂本昌行氏、長野博氏は「20th Century」として活動を継続し、三宅健氏はTOBEへ、岡田准一氏は個人事務所を立ち上げアクション・映画界で重鎮となるなど、解散後も互いをリスペクトし合う関係性を維持しています。