医療現場の極限状態を描いた『PICU 小児集中治療室』では、命の現場に向き合う若き医師たちの葛藤を静謐かつドラマチックに描き切った。北海道の雄大な自然と対比させるように描写された極限状態の医療現場は、多くの視聴者の涙を誘った。単なるお涙頂戴の感動劇に陥ることなく、尊厳と希望を丁寧に掬い取る眼差し。これこそが彼が描くヒューマンドラマの真骨頂だ。
フジテレビジョンが長年培ってきたドラマ制作のDNAを継承しつつも、従来のテレビ枠に収まらない映画的なクオリティを追求する姿勢。スタジオ撮影とロケーション撮影をシームレスに繋ぐカット割りは、日本のテレビドラマの可能性を大きく広げたと評価されている。