1990年代初頭のテレビ界において、『ひとつ屋根の下』が残した足跡はあまりにも大きい。当時、トレンディドラマ全盛期だった月曜夜9時枠に、泥臭い人間味と重厚なテーマを盛り込んだホームドラマを持ち込んだことは、フジテレビジョンにとっても大胆な挑戦だった。
長男の達也が、生き別れになっていた弟や妹たちを訪ね歩き、再び共に暮らそうと奔走する。児童養護施設、養子縁組、非行、病魔。次々と立ちはだかる過酷な試練に立ち向かう兄弟たちの姿は、日本中の涙を誘った。続編となる『ひとつ屋根の下2』も高視聴率を記録し、家族ドラマの最高峰としての地位を不動のものにした。