採用を検討するにあたっては、デザイン性だけでなく素材本来の物理特性を正しく把握しておく必要があります。レジン床メリットとして際立つのは、目地が一切存在しない「完全シームレスな空間」を実現できる点です。タイルやフローリングのように目地にホコリや汚れが溜まらないため、掃除機やモップ掛けが驚くほどスムーズに行えます。
また、エポキシレジン床は油分や薬品に対する耐性が非常に高く、ガレージ床塗装としても極めて優秀です。エンジンオイルやケミカル類をこぼしても下地に染み込まず、サッと拭き取るだけでシミになりません。顔料やメタリックパウダーの配合によって、大理石調のマーブル模様から深みのあるアート空間まで自在に表現できる自由度の高さも大きな魅力です。
一方で、見逃せないレジン床デメリットも存在します。まず、樹脂特有の「硬さと冷たさ」です。クッション性がほぼゼロであるため、長時間の立ち仕事では足腰に負担がかかりやすく、冬場は底冷えを感じやすい性質があります。
さらに、一般的なフローリングと異なり「部分的な貼り替え」ができません。重い物を落として深い欠けやひびが生じた場合、その部分だけを綺麗に埋め戻すのは職人でも困難を極め、補修跡が色ムラとして残ってしまうリスクを覚悟しなければなりません。