波羅夷空却の物語を語る上で欠かせないのが、イケブクロ・ディビジョン「Buster Bros!!!」のリーダー・山田一郎との過去です。かつて二人は、弱冠10代半ばにしてストリートを席巻した伝説のチーム「Naughty Busters(ノーティーバスターズ)」を結成していました。
当時の二人はまさに阿吽の呼吸を誇る最高の相棒であり、互いに背中を預け合う固い信頼関係で結ばれていました。しかし、その圧倒的な実力と影響力を危険視した中王区(言の葉党)の手先による巧妙な謀略によって、チームは悲劇的な破滅を迎えることになります。
精神を操る「真正ヒプノシスマイク」を用いた罠により、二人は互いを裏切ったと思い込まされ、激しい衝突の果てにチームは解散。深い傷を負った空却はイケブクロを去り、ナゴヤへと帰還することになりました。後にディビジョンバトルを通じて誤解は解け、わだかまりは解消されたものの、当時の痛烈な喪失感と悔しさは、空却が「二度と仲間を見捨てない」と誓う強固な信念の礎となっています。