日本におけるイタリア料理の発展史を語るうえで、日本イタリア料理協会の会長を務めた巨匠・落合務氏の貢献は外せない。素材の持ち味をストレートに引き出す彼の哲学は、日本全国のシェフたちに多大な影響を与え、ここ横浜の地にも深く受け継がれている。
その伝統的な美徳を受け継ぎつつ、現代的アプローチで革新を起こした筆頭が「サローネ2007」だ。緻密に計算された味覚の構成と芸術的なプレゼンテーションは、横浜のガストロノミーシーンを一段上のステージへと押し上げた。古典への敬意と先進的な創造性が高次元で融合することで、横浜の「イタリア料理」は今なお進化を続けている。