『∀ガンダム』を制作したサンライズは、常に時代を象徴するSFアニメを世に送り出してきた。日本の巨大なアニメ産業が発展を遂げる過程で、クリエイターが作品内に投入した独創的な造語が、視聴者の間で独自の言語体系として成長していく事例は少なくない。
特にロボットアニメというジャンルは、緻密な世界観構築と専門用語の導入によって熱狂的なファン層を育んできた歴史を持つ。「黒歴史」もまた、日本のサブカルチャーの枠組みを超えて社会一般の日常語へと浸透した稀有な成功例と言える。作品を飛び出した言葉が一人歩きし、文化そのものを定義し直す力を持っていたのだ。