指先を緻密に動かす作業は、教育界からも熱い視線を浴びている。空間認識能力や論理的思考力を養うアクティブラーニングの一環として、知育玩具の枠を超えた教材として折り紙が採用されているのだ。
科学、技術、工学、芸術、数学を統合するSTEAM教育の現場では、平面の二次元から立体の三次元へと姿を変える折り紙のメカニズムが、構造力学や宇宙工学(ソーラーパネルの展開構造など)の基礎概念を体感する最高のツールとして機能している。指先を通じて直感的に学ぶ幾何学の面白さは、子どもたちの柔軟な知性を刺激してやまない。