事件から10年以上が経過した現在、ABEMAをはじめとするインターネットニュース番組や報道・ジャーナリズムの現場では、単なるスキャンダル追及を超えた再検証の動きも見られる。地方議員の領収書チェック体制や、政務活動費の使途の透明化といった構造的課題の検証だ。
一人の議員の異質な行動だけに目を奪われるのではなく、制度の隙間を生み出した自治体議会の体質そのものを問う声は根強い。事件以降、全国の自治体で政務活動費のマニュアル見直しやWeb公開が進んだことは、この騒動が残した数少ない制度的改革の側面といえる。