地方創生といえば、巨額の補助金を投じて立派な箱物施設を作ったり、有名なクリエイターにデザインを依頼したりするケースが多い。しかし、どれほど豪華な施設であっても、人々の記憶に残らなければ定着しない。「へたれ」と呼ばれたこの鉄像が示したのは、完成度よりも「突っ込みどころ」や「関わりしろ(余白)」こそが人を惹きつけるという新しい地方創生の形だ。
ファンが自発的に武器を作り、地元の人が場所を整え、メディアがその温かいストーリーを伝える。このポジティブな循環こそが、行政の主導では絶対に作れない「愛される地域資源」の成功例と言えるだろう。