「ハンバーグ大魔王」最大の武器は、徹底的な低価格設定とエンターテインメント性に富んだメニュー構成でした。主力となるレギュラーハンバーグは単品399円(税抜)からという破格のプライスで提供され、ライスやカレー、スープ、サラダの食べ放題セットを組み合わせても1,000円前後に収まる圧倒的なコストパフォーマンスを誇っていました。
名物メニューとして語り継がれているのが、ハンバーグを何段も積み重ねたタワー型の「大魔王ハンバーグ」や、魔法の壺を模した特製容器で注ぐオリジナルソースです。さらに、アクビちゃんをモチーフにした可愛らしいパフェやデザート、オリジナルのおもちゃが付いたキッズプレートなど、子どもが喜ぶ仕掛けが随所に散りばめられていました。
当時の利用客による評判を振り返ると、「安くて子どもが大喜びする」「家族全員でお腹いっぱい食べても財布に優しい」と、ファミリー層からの支持は絶大でした。一方で、低価格を追求するあまり肉質や調理オペレーションのブレを指摘する声もあり、コアなグルメ層というよりはライトなファミリー客に特化した店舗設計となっていました。