現在、ソウルの国際空港や繁華街では、中国本土からの旅行者が目覚ましい勢いで回復しています。かつての「旗を持ったガイドに引率される大型団体客」に代わり、街の主役となっているのは20代から30代前半の若年層(MZ世代)です。
この急増の背景には、航空路線の増便に加え、中国国内におけるSNS「小紅書(RED)」や「大衆点評」を通じた旅行情報の爆発的な普及があります。以前のような定番の観光名所巡りではなく、現地の若者が通うカフェやトレンドスポットを自力で巡るスタイルが完全に定着しました。
ソウルにおける中国人観光客の最新動向を観察すると、移動手段は地下鉄や配車アプリが主流であり、個々の興味関心に基づいたニッチな旅程を組む旅行者が大半を占めています。渡航者数の急増と同時に、旅行スタイルそのものが劇的に構造変化を遂げているのが現在の特徴です。