韓国語で「写真」はハングルで「사진」と表記し、カタカナで表すと「サジン」と発音します。この単語は日本語と同じく漢字の「写真」を語源とする漢字語であるため、語源的なルーツを同じくする日本人にとって非常に覚えやすい語彙のひとつです。
ただし、ネイティブに通じる自然な音にするには、日本語の「サジン」とは異なる2つの音声的ポイントを意識する必要があります。
第1に、語頭の「사(サ)」の発音です。韓国語の子音「ㅅ(シウッ)」は激音(息を強く吐き出す音)や濃音(息を詰める硬い音)ではなく平音です。息を過剰に吐き出さず、口元をリラックスさせた状態で軽く「サ」と発声します。
第2に、語尾のパッチム「ㄴ(ニウン)」の処理です。日本語の「ン」は唇を閉じる「m」や喉の奥を塞ぐ「ŋ」など前後の文脈で無意識に変化しますが、ハングルの「ㄴ」は舌の先を上の上前歯の裏(歯茎)にしっかりと密着させて息を止める「n」の音です。「サジ」と言ったあと、舌先を前歯の裏にペタッと押し当てる感覚を持つと、現地の人々が自然に聞き取れる美しい発音になります。
丁寧な会話では、写真という単語の後ろに助詞をつけて用います。例えば「写真が=사진이(サジニ/連音化して発音)」「写真を=사진을(サジヌル)」といった形になり、日常会話からビジネス、メディア報道に至るまで幅広く活用されています。