日本で頻繁に語られるのが「韓国の徴兵制では包茎手術が法的な義務なのか」という疑問です。法的な実態を言えば、軍の規定として包茎手術を義務付ける条文は過去も現在も一切存在しません。
それにもかかわらず兵役が普及の強力なエンジンとなった背景には、軍隊内の過酷な集団生活と同調圧力がありました。韓国の兵役では、数十人が共同のシャワー室を日常的に利用します。周囲の兵士が当たり前のように手術を済ませている環境下では、未手術であることが好奇の目に晒されたり、からかいの対象になったりするリスクが存在しました。
「軍隊で肩身の狭い思いをさせたくない」「からかわれて苦労してほしくない」という親心や本人の自衛意識が働き、入隊前(高校生〜大学休学期間)までに手術を済ませておく慣習が強固に作られていったのです。