関係者への独自取材によって明らかになったのが、大規模なフロア刷新計画と体験型プログラムの始動だ。今回のリニューアルの目玉は、道南エリアのクラフト作家やローカル生産者とタッグを組んだ常設ポップアップゾーンの新設である。従来の物販エリアを再構築し、函館近郊の木工芸や陶芸、地元焙煎所による限定豆のテイスティングカウンターを新設。単なる「モノの買い場」から「地域の物語を五感で知る場」へと劇的な進化を遂げる。
さらに注目すべきは、夜間の店舗空間を活用した完全予約制の「ナイト・カルチャーラウンジ」企画だ。閉館後の静寂に包まれた書架を巡るブッククルーズや、気鋭の作家を招いた少人数限定のトークセッションなど、夜の函館に新たな文化の灯をともす試みが控えている。地元住民ですらまだ知らないこの新フロアの開放によって、これまでの書店体験は決定的な変革を迎えることになるだろう。