スイカを食べた際、果肉から取り出したばかりの生のスイカの種をそのまま与える行為は極めて危険です。生の状態には、ハムスターの小さな身体にとって命取りになる複数のリスクが潜んでいます。
第一の脅威が「窒息および消化管閉塞」です。生の種は表面にぬめりがあり、先端が平たく尖っています。ツルツルと滑る種をハムスターが丸呑みしてしまうと、食道や喉に引っかかりスイカの種による窒息リスクが一気に跳ね上がります。万が一飲み込めたとしても、硬い外殻は胃酸で消化できず、腸閉塞を引き起こす要因になりかねません。
第二に懸念されるのが「頬袋の損傷と化膿」です。ハムスターは食べ物を頬袋に一時保管する習性がありますが、湿った生の種を詰め込むと、鋭利な先端が内壁を傷つけます。さらに、口内の温度と湿気で種が腐敗・発酵し、頬袋が反転して飛び出す「頬袋脱」や、内部が激しく化膿する「頬袋膿瘍」を併発する恐れがあります。