ストレス性の神経性胃炎や、冷えからくるお腹の張りに悩む層を中心に、漢方処方の胃腸薬も高い支持を集めています。「安中散(あんちゅうさん)」は神経性胃炎や普段から胃腸が冷えやすい人のキリキリ痛に優れ、「六君子湯(りっくんしとう)」は食欲不振や胃下垂気味で体力が落ちている方の機能改善に適しています。
ただし、漢方薬は天然由来だからといって完全に無害というわけではありません。特に注意したいのが漢方胃腸薬の飲み合わせです。
多くの漢方製剤に含まれる「甘草(カンゾウ)」には、有効成分グリチルリチン酸が含まれています。複数の胃腸薬や風邪薬、のど飴などを併用するとグリチルリチン酸の過剰摂取になり、血圧上昇やむくみを引き起こす「偽アルドステロン症」という重篤な副作用を招く危険があります。併用薬がある場合は、必ず薬剤師または登録販売者に相談してください。