一方で、その活用にあたっては決して見過ごせない注意点が存在する。海岸で拾い集めたものをそのままペットに与える行為には、極めて高いリスクが伴うからだ。
砂浜に打ち上げられた生の骨には、大量の海水塩分が含まれている。塩分の過剰摂取は、小鳥や爬虫類の腎臓に不可逆的なダメージを与える原因となる。さらに、海洋中の雑菌や微細な有害物質が付着している可能性も無視できない。
採取したものを自作加工する場合は、数日間にわたる徹底した煮沸消毒と水換えによる塩抜き、そして直射日光下での完全乾燥が絶対条件となる。乾燥が不十分な場合、内部でカビが繁殖して重大な健康被害を引き起こす。安全性を最優先するならば、適切に加熱・殺菌処理が施された市販のペット用製品を選択するのが最も確実な手段だ。