Haarpは日本にあるのか?京都大学信楽Mu観測所と噂の真相

Haarpは日本にあるのか?京都大学信楽Mu観測所と噂の真相

Haarpは日本にあるのか?京都大学信楽Mu観測所と噂の真相について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。

結論を言えば、本家のアラスカ施設と全く同じ規模と目的を持つ「HAARPの秘密基地」が日本国内に存在する事実はない。しかし、なぜこれほどまでに特定の場所が名指しされるのか。その筆頭が、滋賀県甲賀市信楽町にある京都大学生存圏研究所の観測施設だ。

ここにはMUレーダー(中層超高層大気観測レーダー)と呼ばれる強力な大気観測用大型フェーズドアレイアンテナが設営されている。465本のアンテナ素子が円形に配置された異様な外観は、SF映画の一場面を思わせる。これが、アラスカのアンテナ群と視覚的に酷似していることから、ネット上で「日本のHAARP」と誤解される最大の要因となった。さらに、国内のアメリカ空軍基地周辺でも密かに同様の電波照射が行われているという話が尾ひれをつけて広まったが、軍事基地内のレーダーは主に警戒監視や航空統制用であり、電離層を加熱・活性化させる目的の設備とは根本的に構造が異なる。

清水 千尋
Author

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。