採血が痛くない方法を看護師が直伝!直前の水分と呼吸で激変する理由

採血が痛くない方法を看護師が直伝!直前の水分と呼吸で激変する理由

簡単にわかる! 採血が痛くない方法を看護師が直伝!直前の水分と呼吸で激変する理由の導入方法を順番に解説します。

採血の最中や終了直後に、突然スーッと血の気が引き、冷や汗、視界の暗転、嘔気、ひどい場合には意識消失に陥るケースがあります。SNSや質問掲示板でも「大人なのに採血で倒れて恥ずかしかった」という悩みが散見されますが、これは精神的な弱さではなく、医学的に解明されている健康診断採血倒れる原因の筆頭、「迷走神経反射(血管迷走神経性失神)」という生体防御反応です。

恐怖や痛みによって極度の緊張状態に達した交感神経が、穿刺の瞬間や安心した瞬間に急激に抑制され、代わって副交感神経(迷走神経)が異常な過剰興奮を起こします。これにより心拍数が急低下し、全身の末梢血管が拡張して脳貧血状態を引き起こすのが発症のメカニズムです。この反応を完全に回避するための迷走神経反射予防対策として、臨床現場で最も推奨されるのが以下の2つの具体的アクションです。

1つ目は、採血痛くない呼吸法の徹底です。針が近づくと恐怖のあまり呼吸を止めてしまう人が大半ですが、息を止めると胸腔内圧が上昇し、心臓への血流還流が妨げられて血圧が不安定になります。正解は、「針を刺す直前から、口をすぼめて細く長く息をフーッと吐き続ける」ことです。息を吐いている最中は自律神経が副交感神経側へ緩やかにシフトし、筋肉の硬直が解け、脳幹からの痛覚伝達ゲートが抑制されます。

2つ目は、事前の「ベッド採血(臥位採血)」の要請です。日本内科学会や採血関連のガイドラインでも、過去に気分不快や失神の既往がある受診者にはベッドに横たわった状態での採血が強く推奨されています。横になって採血を受ければ、重力によって脳への血流が維持されるため、仮に迷走神経反射の引き金が引かれても脳貧血や転倒事故を100%防ぐことができます。「少しでも気分が悪くなったことがある」という事実を、問診票の段階で遠慮なく看護師へ伝える勇気が必要です。

山田 真由
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山田 真由

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