呉高専が中学生や保護者から圧倒的な支持を集める最大の要因は、出口戦略における並外れた強さにあります。本科5年間を修了した卒業生は、短大卒と同等の準学士の称号を得て社会に出るか、大学の3年次へ編入、あるいは専攻科(2年間)へ進学して学士(工学)を取得する道を選択します。
呉高専の就職実績は、景気の波に左右されない強固な基盤を持っています。卒業生に対する求人倍率は例年数十倍に達し、就職希望者の内定率は実質100%を維持し続けています。主な就職先には、三菱重工業、IHI、JFEスチール、マツダといった瀬戸内臨海工業地帯を支える重厚長大・自動車メーカーをはじめ、日立製作所、パナソニック、NTTグループ、関西電力・中国電力などのインフラ大手、さらには大手ゼネコンや情報通信企業がずらりと名を連ねます。
一方、進学を選択する学生にとっても、高専は極めて有利なプラットフォームです。呉高専からの大学編入は、一般の大学受験のような共通テストや多科目のペーパーテストではなく、数学・専門科目・英語・面接を中心とした個別試験で実施されます。そのため、以下のような難関国立大学の工学部3年次への合格者が毎年多数輩出されています。