開発元であるBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の健康リスク低減に関する研究発表では、世界保健機関(WHO)が削減を推奨する主要有害性成分(9種類)が、標準的な紙巻きタバコと比較して約90〜95%削減されていると報告されています。このデータ自体は科学的な試験に基づくものですが、「有害物質がゼロになった」という意味ではありません。
グローのエアロゾル中に含まれる主な有害成分の現状は以下の通りです。
- ニコチン:依存性を形成し、血管収縮や血圧上昇、動脈硬化を促進する。
- ホルムアルデヒド:毒劇物に指定される発がん性物質。気道への強い刺激性を持つ。
- アセトアルデヒド:二日酔いの原因物質としても知られる発がん性物質。
- アクロレイン:強い催涙性と粘膜刺激性を持ち、肺組織を損傷させるリスクがある。
- 重金属類(ニッケル、クロム、カドミウムなど):内部の加熱素子やタバコ葉原料に由来し、微量ながら検出される。
- プロピレングリコール(PG)および植物性グリセリン(VG):蒸気を可視化・生成するための添加剤。食品用途では安全とされるが、高温加熱して肺へ長期吸入した際の安全性は確立されていない。
世界各国の公衆衛生機関や医学論文では、加熱式タバコの発がん性リスクについて「紙巻きタバコよりは低い可能性が高いものの、長期使用における非喫煙者との比較では依然として有意な発がんリスクと循環器系疾患のリスクを保持し続けている」と警告しています。