国士無双十三面待ちを狙う上で、最も多くの打ち手が涙を飲んできたのがフリテン(振聴)の処理です。国士無双には「十三面待ち」と「単騎待ち(頭待ち)」の2種類が存在しますが、その性質は根本から異なります。
1. 捨て牌によるフリテンの絶対条件
十三面待ちは13種類の牌すべてがアガリ牌となるため、自分の捨て牌に1枚でも幺九牌が含まれていると、その時点で完全なフリテンになります。フリテン状態になると他家からのロンアガリは一切できず、自力で引き当てるツモアガリしか認められません。道中で重なった字牌を安全牌代わりに切っていた場合、後から13種揃ってテンパイしても十三面待ちロンは成立しないため注意が必要です。
2. 同巡内フリテンと頭待ちへのシフト
十三面待ちテンパイ時、他家から出た牌を何らかの事情で見逃した場合、同巡内フリテンが発生します。また、ダブル役満を狙って「すでに完成していた単騎待ち」を崩し、無理やり十三面待ちへ移行しようとしてフリテンに陥るケースも多発しています。一瞬の判断ミスが役満アガリを消滅させる構造的なリスクを理解しておく必要があります。