国立競技場駅で最も多くの来場者が陥る罠が、「地上へ上がる途中の改札外にもトイレがあるだろう」という思い込みです。都営大江戸線国立競技場駅構内図を綿密に確認すると明白ですが、同駅の常設トイレは「改札内コンコース」の国立競技場方面改札付近(地下1階)に集約されています。東京体育館方面改札側には設置されておらず、改札外の地下通路にも一般用トイレは設置されていません。
改札内のトイレエリアには、一般的な男性用・女性用トイレに加えて、オストメイト対応や車椅子対応のスペースを備えた「だれでもトイレ(多機能トイレ)」が完備されています。国立競技場駅多機能トイレバリアフリー設備は、車椅子利用者やベビーカーを押すファミリー層にも十分配慮された設計となっており、段差のないアプローチが確保されています。
ただし、注意すべきは「改札の外へ一度出てしまうと、駅構内の設備は利用できない」という厳然たる事実です。駅係員への聞き取りでも、「改札を出てからトイレの場所を尋ねられ、地上の公衆トイレへ案内せざるを得ないケースが後を絶たない」という証言が得られています。国立競技場駅トイレ改札外を探して右往左往する時間的ロスを防ぐためにも、「駅トイレを利用するなら必ず改札を通過する前」という鉄則を肝に銘じておく必要があります。