「なぜ国会議員は審議中に居眠りをしたり、平気で議場を空けたりするのか」という疑問に対し、議員側からは独自の弁明がなされることが多々あります。
国会議員の欠席理由として正式に議院へ提出される届出の多くは、「公務(海外視察や国際会議)」「病気療養」「慶弔」などです。しかし、審議中の居眠りや無断中座に関しては、「前夜遅くまで法案審査のレクチャーを受けていた」「過密日程による過労」といった言い訳が繰り返されてきました。
また、小選挙区選出の議員にとって「地元での冠婚葬祭への出席や陳情対応」は次の選挙の当落に直結する死活問題です。「国会で座って他人の質問を聞いているくらいなら、地元に戻って支援者回りをしたい」という本音を漏らす議員も少なくありません。国会審議の質の向上よりも選挙区防衛を優先せざるを得ない選挙制度の構造的欠陥が、登院軽視の背景に横たわっています。