房総半島の内陸部、豊かな自然に囲まれた君津市亀山湖のほとりに建つ亀山温泉ホテル。数ある千葉県の温泉旅館の中で、なぜこの宿が指名買いされ続けるのか。その最大の理由は、全国的にも極めて珍しい濃密なチョコレート色の黒湯にあります。
湯船を満たす湯は、透視度わずか数センチメートルという深い琥珀色から黒褐色。この独特な色合いの正体は、太古の植物が気の遠くなるような年月をかけて分解・堆積した植物性有機物「フミン酸」です。泉質分類としてはナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉に該当し、天然の保湿成分として名高いメタケイ酸を豊富に含有しています。
実際に湯に身を沈めると、とろみのあるまろやかな感触が全身を包み込みます。炭酸水素塩泉特有の古い角質を落とす「クレンジング作用」と、塩化物泉の「高い保温・保湿コーティング作用」が同時に働くため、湯上がり後の肌はしっとりとなめらかに整います。温泉ソムリエや美容ライターが「房総屈指の美肌の湯」と太鼓判を押す理由は、この卓越した成分バランスに裏打ちされています。