「有一郎はどこかで生きているのではないか」「鬼になって生存しているルートはあるのか」といった疑問を持つ読者も少なくありませんが、公式設定において時透有一郎の生存ルートは存在しません。
有一郎はその夜のうちに出血多量で命を落としており、あまね様たちによって無一郎が救出された際にも遺体として収容されています。その後、記憶を失った無一郎は鬼殺隊に入隊し、わずか2ヶ月で霞柱へと上り詰めますが、刀鍛冶の里での上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)との死闘の中でこの凄絶な記憶を取り戻すことになります。
そして物語の終盤、無限城での上弦の壱・黒死牟との死闘で無一郎が命を散らした際、死後の世界で二人は再会を果たします。「こっちに来るな、戻れ」と涙を流して怒る有一郎に対し、無一郎は「僕は幸せになるために生まれてきたんだ」と誇りを持って答えました。互いを誰よりも大切に思っていた兄弟の魂は、ついに救われて一つに重なり合ったのです。