各主要大会では、伝統の演出と最新テクノロジーが融合した圧巻のプログラムが展開されました。公式発表資料および現地調査から見どころと観覧事情を詳解します。
なにわ淀川花火大会(2026年8月5日開催)の最大の見どころは、幅数百メートルにわたって展開される「超ワイドスターマイン」と、水面スレスレで半円状に開く「水中カバロ」の連射でした。2026年は高速鉄道関連工事に伴い、梅田側の河川敷が完全に立ち入り禁止となったため、有料観覧席チケットの争奪戦が激化しました。十三側の無料エリアは午後早い段階で身動きが取れない飽和状態に達しました。
地元で知られる穴場鑑賞スポットとしては、淀川下流の「海老江グラウンド付近」や阪神本線「姫島駅周辺の河川敷」が挙げられます。打ち上げ場所正面の大迫力には及ばないものの、水面に映る光の反射と炸裂音を十分楽しむことができ、帰宅時の駅混雑を大幅に緩和できる選択肢として機能しました。
びわ湖大花火大会(2026年8月8日開催)では、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール沖から大津港沖にかけての広大な湖面を舞台に、斜め打ちのスターマインや黄金の冠菊が湖面に降り注ぐ絶景が展開されました。大津市街の夜景と湖上花火のコントラストは全国屈指の美しさを誇ります。
びわ湖大会の穴場としては、比叡山ドライブウェイの「夢見が丘展望台」や、少し離れた草津市側の「矢橋帰帆島公園」が知られています。草津側からは対岸の遠景となるものの、大津駅周辺の激しい混雑に巻き込まれることなく鑑賞できる利点があります。
天神祭奉納花火(2026年7月25日開催)では、大川を行き交う約百隻の篝火(かがりび)を灯した船渡御と、夜空に咲く伝統の「紅梅花火」が幻想的な平安絵巻を現出させました。桜之宮公園周辺は夕方前から歩行困難な過密状態となったため、JR東西線の大阪城北詰駅方面や、大川下流のOAP(大阪アメニティパーク)周辺タワービル街の隙間を狙う観覧スタイルが実用的な選択となりました。