隠神怪奇探偵事務所の地下室に特注のPC環境を構築し、四六時中オンラインゲームやハッキングに明け暮れている男、それがミハイ・フロレスク(Mihai Florescu)です。見た目は20代前後の端正な顔立ちをした超絶美形ですが、その正体は東欧ルーマニア出身の正真正銘の吸血鬼(ヴァンパイア)です。
吸血鬼は怪物の世界でも極めて高い知性と身体能力を持つ上位種族として知られています。ミハイは何百年もの時を生きていると推測されており、すでに人生のあらゆる快楽や知識を経験し尽くしてしまいました。その結果、極度の倦怠感に苛まれるようになり、「退屈を紛らわせること」を行動原理の最優先に置いています。
普段は部屋から一歩も出ない重度のインドア派でありながら、事務所の通信インフラ管理や情報収集、機材開発を一手に担う「裏の司令塔」として君臨しています。夏羽(かばね)や織(しき)、晶(あきら)といった子供たちに対しては、時に命の危険すら伴う無茶振りを課して観察を楽しむなど、ドSで傲慢な性格が際立ちます。しかし、その冷酷さの裏には計算し尽くされた教育的配慮や、怪異に対するシビアな現実を教え込む一面も潜んでいます。