古谷氏の活動において、最も世間の注目と摩擦を生み出しているのがTBS系『サンデーモーニング』でのコメンテーター活動です。伝統的にリベラル寄りと評される同番組において、古谷氏は必ずしも紋切り型の意見に同調せず、時に保守的な歴史認識や冷徹なリアリズムを提示することで、独自の異物感を保っています。
放送日ごとのSNSやニュースコメント欄には、極端に二極化した反応が寄せられます。右派層からは「かつての仲間を裏切った変節者」「左派番組に阿諛追従している」という激しいバッシングが浴びせられる一方、過激な左派層からも「本質は右派のままであり信用ならない」と警戒されるなど、左右双方のイデオロギー陣営から同時に叩かれる特異な構図が定着しています。
しかし、ネット世論の激しいリアクションを詳細に分析すると、中道的な視聴者や活字読者層からは「党派性に縛られず是々非々で切り込む数少ない論客」「感情論ではなく歴史的経緯を踏まえた解説がわかりやすい」と評価する声も根強く存在します。ノイズの多いネットの炎上騒ぎと、長年のファン層に支えられた書籍実売数との間には、明らかな乖離が観察されます。