池にまつわる伝承は、テレビ番組でも度々特集され、大きな反響を呼んできた。かつて放送された『歴史秘話ヒストリア』でも、古都の水運インフラとしての役割と怪異伝承の結びつきが克明に検証されている。現在でもNHKオンデマンドなどでその詳細なアーカイブ映像を視聴することが可能だ。
人工池がなぜ「怪異の温床」へと変化したのか。番組の検証によれば、平城京の排水機能と仏教儀礼の「放生会(ほうじょうえ)」が重なり合った結果、生死の境界線としての象徴性が付与されたという。単なる心霊スポットではなく、古代都市のリアルな都市計画と精神世界が交わる結節点であることが伺える。